■獄ノ宮 護丈・春子
(ごくのや もりたけ・はるこ)

(護丈)38歳 O型 御鬼道一門当主
(春子)33歳 A型 御鬼道当主妻


口が悪く、気に食わない相手には容赦ない。

鬼道に堕ちた人間を馬鹿にしきった言葉でけなすことを涼が咎めることも多々。
だがしかし、実はそんな過ちを犯した愚かな人間の儚い生き様に深い悲しみを覚え、なんとか助けてやりたいと、その心には情深く温かいものが流れている…

阿蘇芳がそんな風になったのは厳格だが懐深い護丈と、それに寄り添う優しくて気丈な性格の春子に厳しく大切に育てられたからだ。


獄ノ宮 護丈、御鬼道現当主。

「秘道」の代表者としてあちこちに顔を聞かせ、家を守ることを常に念頭に置いて、阿蘇芳のような子供にはまだ重荷で任せられないような任務をしている。

『鬼』を相手にしている阿蘇芳達よりも、ある意味で”大変”な、いざこざや利権がらみに巻き込まれたりと、重い人間関係に疲れて帰ってくる主人を影のように助け支える春子に護丈は本当に救われているのだ。

春子は一家の家事全般をやり、親戚づきあいやらお稽古事やらと忙しく動いているが、阿蘇芳のしつけも忘れない。

阿蘇芳の口さがのなさには時折呼び出して雷を落としたり、任務がなくて暇なときは修行しろと尻を叩いたり、なにより、涼との関係は二人とも見て見ぬふりをしてやっているばかりか、本宅から少し離れた竹藪にある『離れ』を貸し与え、そこでのまっ昼間からの情事も許しているという心の広い両親なのである。